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国家の利益から、地球の利益へ

2009年現在、状況はめまぐるしく移り変わっていますが、我々人類は、それらに対応した視点と行動原理をまだ獲得していません。

産業にとって有用なもののみを追求した19、20世紀。人類は物質的な豊かさを手にいれました。
その反面、エネルギー、資源、食料、人権等の問題が未解決のままとり残されています。

これらの問題には、短期的利益追い求めるという、現行の経済システムの性質が大きく関連しています。



価値を見過ごされてきた途上国の文化、それらを活用し高品質な製品やサービスを生み出す。
大きな利潤を生み出せることでその可能性を証明する。

新しいビジネスモデルと価値基準の提示は、社会意識に対し影響をもたらすことが予想できます。
また、そうした長期的視野に立った企業像の創出に、時代の必然性を感じています。

経済的視点で途上国の可能性が見直されることは、より開かれた地球社会の実現へと近づきます。

世界中の人々の社会参画を可能にする事は、我々人類の問題解決能力を高めていくことにもつながります。
そんな地球社会をデザインしていくために、一つ一つを積み重ねていきたいと考えています。


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1960年は、アフリカ大陸で17カ国が独立した事にちなんで、アフリカの年と呼ばれています。

これらの国は、もうすぐ独立50周年を向かえますが、半世紀の時を費やしても彼らの国家運営は厳しい状況にあります。
独立後、ほとんどの国における政治・経済は不安定で、民族対立による内戦や独裁政治がしばしば現われました。


国際社会からは、途上国の自立に向けて、様々な政策が実施されてきました。
支援の名のもとに資本主義的戦略が潜む事は往々にしてあり、投資サイドの利益のみを追求したケースも少なくありませんでした。
しかしながら、それを差し引いても彼らに多くのチャンスが与えられてきたといえるでしょう。
2015年までに世界中の健康や教育状態等を改善する事を目的としてまとめられたミレニアム開発目標。2009円現在、その実現は厳しいと予測されています。


民間レベルでも、途上国の生活環境改善を目的とした活動は様々な形で行われています。

より多くの人々の協力を得るため、多くの著名人やミュージシャンが中心となり、さまざまなキャンペーンが行われてきました。
残念ながら、多くの運動が一時的なブームで終わってしまっています。

資源需要の高まり等により経済成長を示してしている国であっても、格差は広がり続けるばかりで一般民衆の生活は向上していないと言われています。

途上国に対する援助のほとんどが一部の権力者で止まってしまい、本当に必要な民衆には届いていません。

また、複数の民族が国家を運営する上で、政治家が自らの民族利益を代表するものという考え方は、多くのアフリカの国々に共通するものです。こういった現地の特性を理解することが必要であり、現在、各組織により民族対立や汚職政治等の問題を乗り越え、より効果的な援助を行うための方法が模索されて続けています。


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産業革命以前の世界では、多くの人が農業に従事していました。
灌漑技術等を発展させることにより、食物の安定・大量供給が可能になったと言われています。
すこし乱暴な言い方ですが、一人が二人分の食物を生産する技術を獲得したことが、分業社会の成立を可能にしたといえます。

さらに、より合理的に社会を運営する為、通貨制度や社会システムなどを整備してきました。

2009年4月現在も科学技術はこれまでにないスピードで進化し続け、物理的拘束はさらに消滅していっています。
社会分業は地球規模へと広がり、複雑に絡み合っていくと予測できます。

現在、途上国の人々は社会分業に対する健全な参加が出来ていません。



飢餓や、衛生環境の整備とともに、最も大きな問題の一つにあきらめ・無力感があります。
これは直接途上国の都市部で生活することにより感じることができます。

努力して勉強しても仕事がない。
権力を持つものとその周囲だけが富を手に入れ、正義は力によってねじ曲がる。
貨幣ですらいつ紙切れになるか分からない。

国家運営は破綻しており、希望を持って生きることがが結果につながる事が証明されなければ、彼らは自らの可能性を信じることができないでしょう。



この問題を解決しない限り、現行資本主義経済というルールの中では、彼らは何度でも貧困状態に陥ることでしょう。

飢餓状態、衛生環境改善等への援助は効果的であり、問題や段階に応じての支援活動は自立を果たす上でも大変重要なことです。
ですが、一方的な援助だけでは途上国問題の根本的な解決はできません。

彼ら自身による自立、つまり当事者が問題を解決し続けていく力をつける為には、それぞれが社会的な役割を担っていく訓練が必要です。

また、一方的な援助を断続的に行うことで、国際社会が抱える本当の問題をすりかえる事は、先進国にとっても大きな損失です。
国益を超えた地球社会形成の為には、途上国の人々を地球経営メンバーに迎え入れるプロセスが大変重要であり、彼らの自立・参画は国際社会全体にとって人道的意義だけでなく、長期的な利益も生まれると考えています。

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環境問題は我々人類に地球規模の視点と協力を要求しています。
持続可能な社会システムが必要とされる現代、環境と経済の対立の構図を変えていく努力が行われています。

停滞すると破綻してしまい、経済成長を必要とする、現行の金融システム。
本来、地球環境や生産にとって大変重要であるはずの農村。
農村における過疎化問題と、途上国での企業活動が生まれない原因は共通点が見られます。

誰もが重要だと理解していながら、それを維持していくためのインセンティブが生まれないということは現行システムの大きな欠陥です。

現在の資本主義にの弊害は様々な点であらわれていますが、それでも貨幣経済は世界を循環させるにあたって優れたシステムです。
問題は現在の仕組みだと、短期的な視点しか持てないという点に問題の本質があります。
長期的視野に立って、多様な価値観を経済に活かせるシステムの構築が求められています。


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大量生産、大量消費に代表される、20世紀までの豊かさという概念は、今大きく揺らいでいます。
ですが、人類はそれに代わる説得力のある価値観を獲得していません。


暗い面ばかりが先行しがちなアフリカのイメージですが、経済指標に表すことできない豊かさは確かに存在します。
西洋的価値観だけで彼らの生活水準を評価し、不幸であると断ずる事は大きな過ちです。

幸福の概念、豊かさの概念は、時代や条件によって大きく変化します。
世界中に途上国の文化は、それぞれが価値基準を持っています。

国際社会における21世紀の課題は、環境と経済の循環を維持しながら生活水準を下げない社会のあり方と、その為により効果的な地球規模での分業システムの構築になるのではないかと考えています。
それぞれに、長い間進化してきた文化をもつ彼らの参画は、国際社会に多様な価値観とアイディアをもたらします。
それは『環境問題』への対策だけに限らず、『豊かさ』を問い直す上でも大変意義のあることだと考えています。

彼らを救う為ではなく、ビジネスを通して彼らの可能性を国際社会の場で提案する。それが、よりよい地球社会の構築に繋がってくいと考えています。



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まずは、現行制度の枠組みの中で実現可能な例を作っていきたいと考えています。



多くの援助がブームで終わってしまう理由として、必然性の欠如があります。
また、あらゆる資源は地球のものであり、コスト管理や時間管理への意識はより長期的な仕組み作りに不可欠です。

素晴らしい製品を世に送り出すことを追求するという、企業活動こそが継続的な活動を可能にするのではないでしょうか。


地球上のあらゆる土地に、大きな可能性があります。
国際社会と隔絶された、地域に受け継がれている技術や、その素材の中に、大きなヒントがあるかもしれません。
これまで評価されてこなかった“未開の地”にこそ、今だ人類が発見できていない素晴らしい価値があるかもしれません。
世界の四分の一を占める後発開発途上国の文化はこれまで目を向けられてきませんでした。
伝統文化は智恵の宝庫です。そこには新たな価値を獲得し、地球の問題を解決するに有用なアイディアが必ず潜んでいます。


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現在の日本では社会参画が容易ではありません。
社会に対してアクションを起こす上で、個人での活動には限界があります。企業、学校、NPO等の法人を通して行うことになります。

日本は欧米に比べて市民活動が盛んではありませんが、多くの日本人は社会に関心がないわけではなく、より良い社会を築くため何かしたいと考えていても、生活の中で出来るアプローチが見つからないという状況があります。

これによりノウハウを持たない一個人がアクションを起こしても社会は変わらないという諦観が広がっているように感じます。


センセーショナルな言葉や映像を押し出すことで善悪を周囲に訴えるような活動ではなく、必然性を伴う企業活動の中で21世紀に合致した流通の仕組みを提案することで、消費者の社会参画の場を提供していくという側面を加えていくことが、現在必要とされている企業の姿ではないかと考えています。
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紅葉

Author:紅葉
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

大学時代に西アフリカを訪れ
その豊かさに大きな衝撃を受けました

おもしろいこと中毒で
好奇心に引ずられるように生きています

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

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