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壁と向き合う

このところ、LAOU LAOU BAGOURA & AICHA TOUR 2011/9/21の宣伝の件で、
ある団体に告知協力のお願いをしています。

決して大きなお願いではないのですが、大きな組織が複数関連しているため、それがなかなか前に進まない。
自分の甘さを強く感じますが、大手プロダクションの方とのやり取りや、
仲介役の方からのアドバイスは大変貴重で、とてもいい経験になっています。


今は楽器を演奏をすることもめっきり無くなった僕が、こうしたことに取り組んでいるのは、
日本に移住してきたラウラウ、アフリカ音楽に情熱を傾け続けている友人達など、素晴らしいミュージシャンの魅力を一般の人に知ってもらいたいというのが一番の理由です。
でも、僕が現在が向き合っている問題との関連も少なからず感じていて、
誰かの為に取り組んでいるという意識はあまりありません。

いつも実感することですが、最初は人助けと思ってはじめたことでも、動けば動いただけ発見があって、自分の幹を太くすることに繋がる。
それは、目の前で起きていることへの対応そのものが、自分の生き方を形作るということでもあると思います。
情けは人の為ならず。そんな言葉を思い出します。


さて、今日は商品の魅力を伝えることについてのお話です。





ここ数年、音楽イベントの集客は難しくなりました。
アフリカ音楽のコミュニティ自体も縮小していて、これまでと同じやり方を繰り返していては、
アフリカの魅力を広く伝えるどころか、素晴らしい演奏そのものが日本から減っていってしまいかねません。


つい先日も、知人のミュージシャンが拠点を海外に移すという話を聞きました。
一人、また一人と、素晴らしいミュージシャンが日本を離れていっています。
現在、日本に活動しているミューシャンからも、移住を視野に入れているという話を耳にすることがあります。
それぞれに日本を離れる理由がありますが、共通しているのは仕事がないということ。




これはアフリカ音楽だけに限った話ではありませんよね。
マス的には、消費の縮小と既存メディアの衰退から、音楽業界のビジネスシステムが崩壊しつつあるという話をよく目にします。

メジャーシーンでそこそこ名前が売れているバンドの方、プロデュース業とドラムサークル業を中心に活動している方、ローカルなシーン中心に活動されているミュージシャン、芸能関係の興行やCMのキャスティングを行っている会社のスタッフさん。音楽業界に関わる友人・知人が口をそろえて言うのは、みなさん環境の変化に伴い、新しい方法論が求められているという話ばかり。
業界から学ぶものは山ほどあるけど、そこにはこれまでのようなプロ/アマ、メジャー/ローカルというような単純な構図では捉えられない現実があるようです。


アフリカ音楽・文化に関わりながら、みんなで共生していく為に、僕達はどこを目指せば良いのでしょうか。
ビジネスの土俵で勝負するのか、あくまで人の繋がりを中心にその延長線上で活動していくことを大切にするのか。その答えはそれぞれの立場や事情、信条によっても違うでしょうが、イベントを運営していく上で、商品を(音楽を)伝える方法にたいして、僕達は無頓着すぎるのではないか、と感じることがあります。



マーケティングの世界には"事業の目的は顧客を変えることではない。顧客を満足させることである。"という言葉があるそうです。

音楽、カフェ、ハンドクラフトの輸入などに携わり、日本人には縁遠いアフリカの要素を商品化していく中で、気がつけば顧客を変えようという意識になってしまうことが何度もありました。
話をしているうちに日本にはこの商品の良さ分かってくれる人が少ない。というような結論になってしまったり・・・。でも問題を外に求め自分達を肯定しても上手くいくわけが無いんですよね。


通常、ライブイベントは外部への発信であるべきだと思うのですが、その宣伝活動は内輪に向かいがちです。
一ヶ月くらい前にやっと内容を決めて、フライヤーを印刷して近所のお店において、集客は口コミ中心でいつもの顔ぶれを集める。宣伝の仕方は何通りもあるはずなのに、そのアプローチが見直されることは多くない。
人々の環境の変化のスピードに比べて、発信力が大きくないから、コミュニティはどんどん縮小していき、その時その時で漠然と顧客が集まらない・・・といってオーガナイザーやミュージシャンが赤字を受け入れるケースが増えていく。日本中でそういう現象をよく見ます。
よい演奏であることは絶対条件ですが、良いものだから当然評価されるべきだという意識を、
良いものだからこそより広く伝えよう、批判的な意見に耳を傾けて、どこを変えれば魅力が伝わるのか考えようという意識に変えていく必要があるのかもしれません。


音楽や、アフリカの話に限らず、どんな立場の人にも共通していえることだと思うのは
同じ環境で、今まで通りのやり方を漫然と繰り返していても、問題は何一つ解決できないということ。


どこにいっても問題は常にあるわけで、
それならば、立ちふさがる壁の無いところを探して歩くより、
壁を登れない理由と向き合いたい。

一連の出来事を通して、そんな風に生きていきたいと改めて感じています。
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紅葉

Author:紅葉
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大学時代に西アフリカを訪れ
その豊かさに大きな衝撃を受けました

おもしろいこと中毒で
好奇心に引ずられるように生きています

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